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スタッフ石村が3歩あるいて忘れる前に、目撃した劇団藍色りすとの稽古風景などを書いてます。
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【7月25日の稽古レポート】


いつもの基礎トレーニングののち、
今日は、1場の流れ・段取りを確定させるカンジで稽古が進められました。



今回の「ハルカナ」は精神科病棟を舞台に繰り広げられるお話です。


ので、核となる登場人物カナタ・ハルカ以外は、殆ど医療従事者か患者です。



カナタと看護士


↑看護士たちに拘束されるカナタ


普通の(肉体的という意味)の病気の場合に患者に施す処置と、精神病の患者が急変したときの処置はずいぶんと違います。


患者本人が自らを傷つける可能性がある



患者が他者を傷つける可能性がある



上記の理由から、患者さんを拘束する場合があるそうで、劇中にもやはり出てきます。



それぞれのパートに分かれて、稽古をする中、このチームが一番激しく動いていました。写真をとるのもはばかられるくらいでした。


で、アザが出来たのは井田直美さん。痛々しいカンジになっていましたが、本人は至って楽しげに「見てみて~」と見せて回っておりました。何事も、楽しんでナンボなのですね。



精神医療という、題材を扱うのに際して、いろいろデリケート部分もあり、エンターテイメントと現実的な描写の両立をすべく、演出の太田さんは苦しんでいるところだと思います(石村が勝手にそう思ってるだけですけど)



だって、

重い・暗い・難しい



のなんか、やりゃぁいいんですもん。社会派という言葉のマジックで、硬くて真面目なことをやってれば、楽しめなくても許される・・・そんなのは演劇でなくていいじゃないですか!学術書でも読めばいいんです!!


・・・・・気温の上昇に伴い、熱くなってしまいました(今日は暑かったですね~)


本番まで約三週間。

時期的に、今までは大まかに作っていた動きや、入りのタイミングなどをシビアに決めてゆきます。


衣装案も固まりつつあるので、石村@制作班→衣装班へお手伝いに行きますよ!

次回はそのことについても書いて行きます!


と、宣言をすることで自らを奮い立たせる石村なのでした。
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石村がこのブログを書こうと思った動機は、この「ハルカナ」という作品が創られる過程を、いちスタッフの、なるべくニュートラルな視点で描くことで、
作り手とお客様との距離感を縮めることが出来るかも・・・などと、分不相応な夢を見たのが発端です。


当初は、有ったことをありのままに書くつもりでした。


でも、やはり人は自らを飾りたがるもので、よいことばかりを書こうとしてしまいます。
ただ、ウソだけは絶対につかないと、固く心に決めているので、脚色はあっても虚飾はないつもりでいます。


と、いうことは、

   「よろしくないことは書かない」

ということになるのです。


でも、それじゃただの上っ面の情宣活動じゃないですか。
いいことばかり並べ立てたって、世の中の殆どの方は、

   「苦しみの伴わない創作はありえない」

ことをご存知ですよっ!
何が言いたいのかというと・・・


【7月18日(水)の稽古】


基礎練を終えて、脚本稽古に入るとき、演出の太田さんから重要な発表がありました。


太田さん「先日の通しのビデオを、繰り返し見ました。で、
     考慮の結果、何人かの配役変更と
     キャラクター設定の変更を行います」



・・・・・えーーーーーーっ!?


い、今からですか!?大丈夫なんですか!?
どうなんですか?みなさん!!


みなさん「は~い♪」



・・・・・え!?は~い、って・・・。本気?本気と書いてマジ!?


えっとですね、分かるんですよ、作品をよりよくするためには、要らないものはカットしたり、チェンジしたり、そうゆう構築の為の破壊というか・・・。
でもですね、なんか皆さん順応しすぎてません?動じなさすぎません?石村だけなんですか?慌てているのは・・・。


キャストのみなさんは、いつものように、元気に稽古に励んでいました。


変更された2場Aを読んでみて「オレは一体誰になったんだよ~!2場Aだけじゃ分からんっ!」と叫んだのは上瀧さん。
でも皆さん爆笑していました。シーン稽古で、汗だくで作った動きを却下されても、笑っていました。


石村は、なんか、分からなくなってきました。なんとも説明の出来ない気持ちになっていました。すると、稽古が終わって和気藹々の帰り際、一ノ宮亜葵さんがこういいました。ポソッと。


「・・・やるしかないですもんね。じゃ!お疲れ様でした!」


愛チャリ「WASABI」に乗って、颯爽と帰って行く亜葵さんに、ギリギリお疲れ様でした、とだけ何とか言えました。


・・・反省です!猛省です!石村が武士なら切腹です!モノ創りをする上で、不安じゃないことなんかないんです!観客に向けて作る作品なら尚更です、当たり前です!



なんか、すっかり自分だけが心配している気分になっていました。みんな、時間と、体力と、不安と格闘しながらやっているのです。
深刻な顔をして、重い空気を漂わすのは簡単なのです。反省。


本番まであと一ヶ月を切りました。これからもっと、色々な事があると思います。


石村は、石村に出来る事を心を込めて、こなして行こうと思ったのでした。


建て前を取り繕うのではなく、悲観というぬる湯に溺れるでもなく、淡々と、心を込めて。

そして、できるだけ、笑顔で。

最後のくだりがちょっと建て前っぽいのは見逃してください(笑)
台風4号の接近により、午前中のうちから稽古中止の連絡がまわってきました。
ってゆうか、いま晴れてるんですけど・・・。変な天気。


遅ればせながら【今週の稽古レポート】


【11日(水)】

 12:00~15:00 決定稿の読み合せ(一部キャスト)
 19:00~21:00 通常練習にて変更箇所の確認等

【12日(木)】

 19:00~22:30 決定稿分の通し@大練習室


11日は、イメージシーンの衣装を製作してくださる、るぅさんが打ち合わせに来られました。で、打ち合わせ終了後、るぅさん、峰尾さん、永幡さん、中村さんで「風街」という喫茶店に行ったところ、ヨーグルトパフェを食べながらうーん、うーんと唸っておられました。けっこう変更があったのですね・・・。


12日は大きな練習室で通し。音響をお願いする菊池さんが来て下さいました。前日の衣装会議の流れをくんで、仮の衣装を持ち寄って出演者に着てもらいました。



↓水色な皆さん
みずいろ


終了後、菊池さんを囲んで音響関連の打ち合わせ。石村も同席したのですが、頷いているだけで役立たずでした。でも舞台監督の権藤さんや、音効担当の寛子さんとは詳しくお話ができていたようです。あいまい。


いかんよ、あいまいはいかんよ。それじゃぁ、毎回稽古や打ち合わせに同席させてもらっている意味がないよ。


だいいち、石村は音響と音効の区別すらあやしいのです。
なのでちょこっと調べてみました(有識者の方、違っていたらがっつりツッコんで下さい!)


音効 ⇒ ME(楽曲・ミュージックエフェクト)やSE(効果音・サウンドエフェクト)をシーンに合わせて流し、舞台上に起きている事象を、観客に対し抽象的あるいは具体的にイメージ補足をする作業を担当する。音響効果。見えない出演者とも呼ばれる(か、かっこいい!)


音響 ⇒ 通称PA。パブリック・アドレスの略。訳すると、多分「大衆への伝達」みたいな・・・。演奏や演説等の音を、マイクやアンプやなんやらかんやらと繋いだものを纏めて処理して観客に出力する・・・。「拡声」を基本として、ミキシング・コンソールでフェーダーをあげたりするやつで・・・。



石村、オツムからバネが出そうです。びよーん。



うん、でもちょっとだけわかって来ました。「ハルカナ」では、パネル裏での演技や、舞台奥の壇上での演技が予想されているので、補足的にマイクを使用するのですが(多分です)音声のインプットとアウトプットの調整をきっちりしないと自然な聞こえ方になっちゃう、で、プロの方にお願いした。とゆうことですよ。自己完結。



色々なエレメントでもって、芝居は創られていることを再認識した、石村なのでした。
制作班の永幡さん・今村さんらと一緒に、他劇団の公演の手伝いに行ってきました!


劇団HoleBrothers
2007 Special Program vol.1 - Weekday Theater
「若者の生態」(作・演出:幸田真洋)
2007年7月9日(月)~13日(金)
@ぽんプラザホール



初日ということで、6時過ぎに到着した時にはまだ舞台上ではきっかけを詰めていたり、衣装の最終調整をしたりとあわただしい感じでした。


石村はモギリや客席誘導をしたのですが、ボケっとしてる間に席がほぼ満席になってしまい、目をこらして空席を見つけアワアワとご案内するという、全然スマートじゃない働きっぷりでした。きっとテンパり具合が顔に出ていたと思います・・・反省。



あと2度ほどお手伝いに参上する予定なので、この反省を踏まえてスピーディー&スマイリーな誘導が出来るようになりたいと思いました。いや、なります。


HoleBrothersの制作・萩原あやさんは今まで何度も藍色に参加した事があって、明るく元気な方です。出演しているのに受付に立ってらしゃったので驚きましたが「いつもだよ」とのことでした。すげー。


ちなみに受付スタッフは、劇中のパンクバンド「HEAVEN」のTシャツを着ています♪ボーカルは萩原さんです。と、いっても昨日は本番を観ていないので、詳しくはお楽しみということで。



石村は千秋楽あたりに観せてもらおうかと思っています。
あと数日公演があるので、気になってなっている方は是非ぜひ。


7/9(月)公演終了満席御礼
7/10(火) △ 20:00
7/11(水) × 20:00(完売)
7/12(木) ○ 20:00
7/13(金) ○ 19:30

劇団HoleBrothersHP



で、余談ですが初日終わって今村さんと、観に来ていた峰尾さんと宇ノ木さん、出演者のましゅうさんで生ビールの会!を発足。


↓宇ノ木さんとましゅうさん。

ねっとわーく

お二人は、以前共演したことがあるそうです。繋がっているんですね~。



美味しいビールと、高速回転な会話にちょっと酔っ払ってしまい、1件目でおいとましたのですが、他の方は朝まで(!)カラオケコースだったらしいですっ。


その元気、端っこでいいから分けて欲しい・・・。


・・・と思った石村なのでした。
【7月8日稽古レポート】


今日は、劇中で使うオリジナル曲のボーカル録音をしました!


歌手気分♪


写真はコーラスパートの峰尾かおりさんと、宇ノ木靖子さん。


石村は、遅れて稽古場に入ったのですが、いつもとはまた違う種類の緊張感が辺りを支配していて、ついついドロボー歩きとかしてしまいました。


メロディ+コーラス+掛け声(?なんて言うんでしょうね)の順に録音して行きました。ワタシもHI!とかイェイ!とかで混ぜてもらったのですが、


緊張しましたーーー!!


いや~、変な声が混じってなければいいのですが・・・。


レコーディングが終わってからは通常の稽古。各シーンの必然性に合わせた演出がついていきます。キャストも時にアドリブ(ネタ)を折り混ぜながら、より面白く印象深い芝居を創ろうと模索します。


・・・いや、ネタとかは楽しいからやってるだけかも。と、思っちゃうくらい色々やってくれました。でも、ジャイアントスイングは無いと思いますよ上瀧さん。



稽古後、照明の鳥原さんが来て下さって、ちょっと打ち合わせなどもありました。主に太田さんと話をされていましたが、誠実な感じの方でした。


本番まであと一月ちょっと。


近頃ざくざくと動いていってる感があり、仕事の遅い石村をちょっと焦らせたりしますが、石村なりにこつこつやって行こうと思ったのでした。
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プロフィール
HN:
石村英美子
年齢:
124
性別:
非公開
誕生日:
1900/12/10
職業:
プロのフリーター(非頭脳労働)
趣味:
お菓子の缶に入ってるプチプチをつぶすこと
自己紹介:
お芝居が好きで、劇団藍色りすとに参加してみました。なにも特技がないので、まずは稽古場を観察して勉強していきたいと思っています。うそです。面白がってばかりで、勉強はしていません。
時には、ちょっとばかし私情も絡ませながらレポートしてみようかなと。
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